2005年の24時間テレビの中で放送されたスペシャルドラマで、難病を抱えた少年の「電車の運転手になりたい」という夢を描いた物語で、江ノ島電鉄での実話をもとにしています。
湘南の海の近くに住む西田和宏は、妻・裕美の妊娠と同時に重大な決断を迫られていました。裕美は、心臓に病気を抱えており、出産は、命に関わる大問題であり、苦悩する和宏でしたが、裕美の一途な想いに出産を決意するのでした。そして、無事に男の子・朋久を出産し、喜ぶ2人でした。
しかし、数ヶ月後、朋久が、裕美と同じ拡張型心筋症であることを知らされます。産んだことを後悔する裕美の病状はますます悪くなり、ついに入院してしまいます。
朋久が4歳になったある日、ついに心臓の発作を起こして倒れてしまいます。予断を許さない状況の朋久は、完全看護の児童擁護施設にはいることになり、家族3人はバラバラになってしまいます。
そして久しぶりに朋久と和宏が裕美を見舞った数日後、裕美は帰らぬ人となったのでした。
やがて中学3年生になった朋久を、病魔は確実に蝕んでいき、余命1年で、近い将来歩くこともできなくなると言われてしまい、再び入院生活に入るのでした。
そんな中、難病の子供たちの夢をかなえるボランティア団体と、江ノ電の職員達は、朋久の「江ノ電の運転士になりたい」という夢をかなえようと動き出すのでした。
■キャスト
西田和宏:阿部寛
西田裕美:和久井映見
西田朋久:鮎澤諒(2歳時)→小林三起(4歳時)→中島裕翔・Hey! Say! 7(9??16歳時)
里中千津子:余貴美子
佐伯誠:竜雷太
高梨洋平:草塙筺米段冥弍蕁府
奈良橋進:田山涼成
国光康晴:伊藤正之
村木早苗:清水ゆみ
松木高史:樋口浩二
教習所教官:でんでん
産婦人科医:菅原大吉
看護師:桑原裕子、春木みさよ
【パンドラ】[1-1]
ラベル:小さな運転士 最後の夢
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